こんにちは!
「漢方であなたを元気に!」の酒見です。
新年最初の講座を開きました。
前回は冬にむけて「補腎」について話をしました。
まだまだ寒い日が続いていますが、今回は春の訪れを先取りして「肝」の話です。
中国医学の陰陽五行説では五臓の「肝」の季節を春としています。
冬の間固く閉じていた万物が目覚め動き始める季節です。
人体では「肝」は疏泄・蔵血をつかさどる働きです。
後半の薬草講座では「春の七草」を取り上げました。
旧暦1月7日に、その年最初の青々した若菜を羹(あつもの)つまり吸い物にして食べるという、古代中国から伝来した習慣です。
現在よく知られている春の七草・・「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草」は四辻左大臣善成が詠んだとされています。
元々は山上憶良が詠んだ秋の七草・・「秋の野に咲きたる花を指折り かき数ふれば七種のはな 萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」に対応して作られたものです。
なので、昔は粥に入れる若菜の種類や数は決まっていなかったようです。

とりあえず現代の春の七草の一部をご紹介してみます。
まずはおなじみのセリ。
田んぼのあぜ道や溝など湿った場所に生えます。
湿地や水辺に生える植物の多くは私たちの体にとっても余分な水をさばいてくれるので、むくみをとり除く働きがあります。
摘んできたセリは当日の養生粥に入れていただきました。
別の日に個人的に採取したセリを白和えにして早春の香りを楽しみました。

ナズナ
ペンペングサ シャミセングサなどとも呼ばれます。
最近は春に限らず年中咲いている印象です。
古人はこの草を食用に栽培していたそうです。
また花束にして想いを寄せる女人に渡したのだとか。
ロマンチックな殿方もいたものです。
胃腸の働きを助けたり、目を明らかにする働きが生薬辞典に記されています。
お粥には柔らかい若葉を使います。根はきんぴらに。

ハハコグサの新芽です。
黄色い小さな花が咲くのはもっと暖かくなってからです。
昔はこの草を使って草餅を作りました。
今はすっかりヨモギに取って代わられた感がありますが、一部の地域では「とうごもち」という名で作られているそうです。ヨモギに比べて伸びがまるで違うとか。
味にクセがないので、餅や粥だけでなく汁の具材や天ぷらでも食べられそうです。
生薬名は「鼠麴草(そきくそう)」。全体に白く柔らかい毛におおわれている様子がネズミを連想させるのでしょうか。麹とは黄色い小さな集合花がコウジのようだというところからの名前です。

ハコベ
生薬名の「繫縷(はんろう)」はどこにでもはびこるからついたのでしょう。
ナデシコ科の野草で、小さな白い花を咲かせます。花びらが10枚に見えるのですが、まるでウサギの耳を思わせるような、花びらに深い切れ込みがあり、実際には5枚です。
受粉を助ける昆虫を呼び寄せる作戦なのですね。
上の画像はコハコベ。ほかにミドリハコベやウシハコベがあります。
どれも食べられます。私はオムレツにして食べました。
歯槽膿漏の予防にはこの草に塩を混ぜて歯茎をマッサージするといいようです。
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2025年3月の予定
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イベント
●リンパマッサージ体験
実施日:(火)
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お一人様20分/500円
※実施日が火曜日に変わりました。
●中医学基礎/薬草講座
2025年
実施日:3月26日(水)
時間:9:30a.m.~
今回は野外観察会
目的地:甘木公園
参加費:1,000円
※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。
※上記の参加費は災害被災地に義援金として寄付しています。
昨年度分は能登半島地震被災地に日本赤十字社を通じて送金いたしました。