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初夏の野草たち

こんにちは!

「漢方であなたを元気に!」の酒見です。

今年は梅雨入りが例年より遅かった印象ですね。

木々の緑が雨に洗われて美しく光っています。

そんな雨の中、季節の野草を求めて散策しました。

ネムノキ

あちこちで見かけるピンク色の扇を広げたような形の花が咲いています。

この日は朝から雨模様だったので、空が灰色です。

花は夕方葉が閉じるころから咲き始めて翌日の午前中まで咲いています。

夜、活発に活動するスズメガや翌日はアゲハチョウなどが蜜を求めてやってきます。

夜に葉が閉じるからネムノキと呼ばれ、生薬名は「合歓皮(ごうかんひ)」といい

樹皮を不眠や鬱の改善に利用します。花(合歓花)も同じ働きがあります。

ヤブカンゾウ

野原や道端でよく見かける野草です。

キスゲの仲間で、花は一日だけ開きます。

茎の先につぼみがたくさん付いていて、次々に見事なオレンジ色の花を咲かせ、目を楽しませてくれます。

この野草は春先に出る新芽をおひたしにして食べることができます。

ヤブカンゾウの花は八重咲きで、同じ仲間で一重咲きのキスゲのつぼみは金針菜(きんしんさい)という名で中華食材として使われます。

ヤブカンゾウのつぼみもキスゲの代わりに使うことができます。

さっと茹でてポン酢などで食べると季節の恩恵を感じることができます。

金針菜も不眠や精神安定の働きがあるとされています。


カギカズラ

やっと見つけたカギカズラの花。

数年前から探し続けていましたが、場所がわからなかったり、株はあっても全く花が咲かなかったり、刈られてしまっていたり、花のピークを過ぎていたり・・。

この日は雨天でしたが、時期を逃すとまた来年まで待たなければならないと思い、意を決してレインウエア&長靴&傘&トレッキングポールで向かいました。

ピントが合っていませんね~。雨で霞んでよく見えなかった・・言い訳です(笑)。

小さなラッパ状の花が集まってボールのように見える、なんとも愛らしい花です。

時節柄なのか、コロナウイルスのような形だと言った方がありました。

言い得て妙。

茎枝に釣り針に似た鉤形の棘がある蔓性の植物なので、カギカズラの名があります。

このカギは2個と1個が交互についているのがとても不思議です。

生薬名は「釣藤鈎(ちょうとうこう)」。

カギの部分に鎮静作用があり、頭痛や痙攣に使われてきました。

そんな効き目を古人はどのように導き出したのでしょう。


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2024年10休業日

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イベント

   

リンパマッサージ体験

 実施日:(火)

 時間:14:00~16:00

 お一人様20分/500円

※実施日が火曜日に変わりました。

  

中医学基礎/薬草講座

 実施日:10月23日(水)

  時間:9:30a.m.~

    参加費:500円  

今月は野外観察会を行います。

  

※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。

 

※上記の参加費は災害被災地に義援金として寄付しています。 

昨年度分は能登半島地震被災地に日本赤十字社を通じて送金いたしました。