こんにちは!
「漢方であなたを元気に!」の酒見です。
野草たちに出会いたくて少し遠出をしました。
九重方面に出かけて出会ったシロバナネコノメソウ。
赤い葯がかわいい小さな花。足元で可憐な姿を見せてくれました。
ミズバショウの花
この花を見ると♪夏が来れば思い出す~♪と口ずさみたくなります。この歌の通り、尾瀬のミズバショウは有名ですね。尾瀬には一度行ってみたいと願いつつ、コロナ禍ではままならず。
本来九州には自生していないはずの植物なので、余計に実物を見てみたいと憧れていました。
いかにもサトイモ科の花らしい姿。
白い仏炎苞が優雅な雰囲気を醸し出しています。
カタクリが群生していました。アカタテハが蜜を求めて飛来していました。
片栗粉といえば、昔はこの植物の根のでんぷんが原料でしたが、今や希少植物となってしまい、私たちが普段使っている片栗粉はばれいしょでんぷんから作られています。カタクリは実生から花が咲くまで7~8年かかるのだとか。
コガネネコノメソウ
これも会いたかった花です。
画像では分かりにくいですが、花の大きさは1センチにも満たない小ささで、とっても可愛い野草です。
ツルシキミの花です。秋には右のような真っ赤な実をつけます。
小さな花が集合してまぁるくなっています。小さな花には小さな虫たちが花粉を求めて集まってきていました。
秋、落葉樹林を歩いていると樹林下に緑色の葉と赤い実のコントラスト。とても目立ちます。
見上げると落葉樹のあちこちにヤドリギがついていました。
この寄生植物は自力で光合成をするので、宿主の木から栄養を搾取することはないのだそうです。
雌雄異株。これは雌株で淡緑色の実が見えます。近くには雄木もありました。
生薬で桑寄生(そうきせい)といい、足腰の弱りや筋肉痛などを改善する独活寄生湯(どっかつきせいとう)という処方に配合されています。
春の花々に癒され、若葉の芽吹きに生命のエネルギーを感じるひと時でした。
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●中医学基礎/薬草講座
2025年
実施日:1月16日(木)
時間:13:30p.m.~
参加費:1,000円
※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。
※上記の参加費は災害被災地に義援金として寄付しています。
昨年度分は能登半島地震被災地に日本赤十字社を通じて送金いたしました。