こんにちは!
「漢方であなたを元気に!」の酒見です。
世界情勢が不安定ななか、新型コロナの蔓延防止等重点措置は一応解除されましたが、収束にはまだ時間がかかるようですね。
引き続き感染対策をお忘れなく。
さて当店の薬草講座も密を避けるために、店内での座学をやめて野外薬草講座を行っています。
3月は昨秋に訪れた徐福長寿館の薬用植物園を再訪しました。
季節が変われば見られる薬草の種類も変わり、特に春は芽吹きの時で、私たちの目を楽しませ、希望も与えてくれる気がします。
アミガサユリです。この画像は実は別の場所で以前撮影していたものですが、薬用植物園のあちこちに咲いていました。花の内側の模様が名前の由来です。
薬用には根茎を咳止めに利用します。
生薬名は「貝母」と書いて「ばいも」。バイモユリの名で知られています。
根茎の形が貝殻を合わせたように見えるところから貝母なのですね。
イカリソウ。
実物を初めて見ました。九州には本来自生していない薬草です。
生薬名は「淫羊藿(いんようかく)」。
精力旺盛な羊がこの草を食べていたとの逸話からこの名前がついたようで、滋養強壮効果から高価な栄養ドリンクに配合されていたりします。
右の画像はセキショウの花が咲いているところです。薄黄色の細長いのが花です。これが花?と思われるかもしれませんね。サトイモ科の植物で、比較的きれいな水辺に生えています。
根茎は昔から健忘症に良いとされていますが、健胃・鎮痛・鎮静などに用いるのが一般的です。
分かりにくいですがカタクリです。
昔は根に含まれるでんぷんを使って片栗粉を作っていました。
今では希少植物になってしまい、生育地を求めてわざわざ見に行かなければならない存在です。
片栗粉として売られているものはばれいしょでんぷんから作られています。
右の植物はあまり馴染みがないのではないでしょうか。
クスノキ科のテンダイウヤクという樹木の花です。
薬用には根を「烏薬(うやく)」という名で神経性胃炎や腹痛、生理痛などに効果があるとされています。
春はいろんな植物が新芽を出し花を咲かせます。
特定の場所で育てられている薬草だけでなく、ふだん見慣れた雑草と呼ばれる植物たちにも薬効を持つものや食べられるものが沢山あります。
外に出て植物たちのもつ生命エネルギーを感じてみてください。
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2024年12月休業日
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イベント
●リンパマッサージ体験
実施日:(火)
時間:14:00~16:00
お一人様20分/500円
※実施日が火曜日に変わりました。
●中医学基礎/薬草講座
2025年
実施日:1月16日(木)
時間:13:30p.m.~
参加費:1,000円
※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。
※上記の参加費は災害被災地に義援金として寄付しています。
昨年度分は能登半島地震被災地に日本赤十字社を通じて送金いたしました。