こんにちは!あなたを「漢方であなたを元気に!」の酒見です。
春たけなわ。4月の薬草講座は筑紫野市原田の五郎山古墳で行いました。
薄曇りで暖かい、絶好の観察日和となりました。
お馴染みの薬草ドクダミは今はこんな姿。
昆虫に食べられないよう身を守るためにあの独特の香りを出しているのですね。生薬名は「十の薬効があるから十薬」とか、「重要な薬草だから重薬」、中国では魚腥草(ぎょせいそう)とよばれます。魚の生臭いにおいのする草との表現です。
炎症を鎮め、解毒する働きがあり、蓄膿症に使う薬草としてあまりにも有名ですね。葉をあぶって柔らかくしたものをおできに貼って膿を出すのにも利用します。
スギナもよく知られた薬草ですね。生薬名は問荊(もんけい)。
利尿の働きが知られています。
乾燥させたものを煎じてお茶代わりにするほか、まだ開いていない、ごく柔らかい葉を素揚げにしたり、茹でてみじん切りにしたものを溶き卵に混ぜてフレンチトーストにするのも面白い利用法です。
ハハコグサ
春の七草の「ごぎょう」はこれです。
昔は草餅といえばこの草を使って作っていたのが、江戸時代ごろからヨモギにとって代られました。
餅の色合いや香りではヨモギに軍配が上がったようです。
でも粘りでは断然ハハコグサが勝っているそうです。
いつかこれで草餅を作ってみたいと思いつつ、毎年採る時期を逸してしまいます。今年こそ・・・⁉
生薬名は鼠麹草(そきくそう)。咳止めの働きがあります。
キランソウ
別名を「地獄の釜の蓋」といいます。同じ仲間のジュウニヒトエは花が立ち上がりますが、これは地面を這うように広がります。
生薬名は「金瘡小草」。
病人が地獄に落ちないように蓋をするという例えのように、昔は万能薬のように利用されたのでしょう。
この花が咲いているのを見つけるとうれしくなります。
いつか庭に植えたいな~と思っていたら、ナント!実家の庭に生えているではありませんか!!
さっそく自宅の庭に移植しました。
嬉しいーーー!!
他にもレンギョウ、スミレ、カキドオシ、ヤエムグラ、オオバコ、アカメガシワなどなどを観察。
将来の食糧難に備えて、食べられる野草の調理法なども含めて、楽しい時間を過ごしました。
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2024年12月休業日
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イベント
●リンパマッサージ体験
実施日:(火)
時間:14:00~16:00
お一人様20分/500円
※実施日が火曜日に変わりました。
●中医学基礎/薬草講座
2025年
実施日:1月16日(木)
時間:13:30p.m.~
参加費:1,000円
※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。
※上記の参加費は災害被災地に義援金として寄付しています。
昨年度分は能登半島地震被災地に日本赤十字社を通じて送金いたしました。